お知らせ

そもそもどうして「冷凍とんかつ」を作る必要があったのか。きっかけと、その後の目標の変化。

皆様こんにちは。今回は冷凍とんかつ開発に乗り出したきっかけと、途中から起きた私達んの心境の変化をお伝えします。

ちょと長文ですので、軽く読み流してもらえると幸いです。

クックファンは2000年にOPENし、試行錯誤を繰り返し、多くの方が苦労した震災も乗り越え皆の力を合わせてがんばってきました。

ところが、昨年より全世界で蔓延しているコロナ禍の影響は凄まじいものでした。

多くの業種の方々がご苦労されている中、飲食業にしぼってお話をさせていただくことをご容赦ください。

この感染症がいよいよ危ないぞ・・・となった2020年3月下旬から、私達はまず店舗の感染対策と、お弁当のテイクアウトに全力を注ぎました。店舗近隣の方々より、多くのご注文をいただき、昨年の4~5月は本当に皆様に助けていただきました。

しかし、来店されるお客様の数は減ったまま。水戸はまだ営業年数も長く、来客数下落は続けど常連様にも支えられている店舗です。しかし、大洗店は観光客の皆様に支えられている店舗なので、深刻な状況となっていました。

もちろん、大洗店を仕切ってくれている店長木名瀬、副店長坂場は毎日チラシ配りや営業に回ったり、チラシのアイデアを考えてくれたり、彼らが「今」出来る事を精一杯やってきました。

しかし、やってもやっても結果が追いついてこない。お客様が少ないから新メニューを考えようもない。

日に日に彼らの笑顔が少なくなっていきました。この状況は、根性論や楽観論でどうにかなるものじゃない。

何か次の一手を打たなければ、彼らは益々疲弊し、店舗存続すら危うくなる。そんな雰囲気が徐々に色濃くなってきました。

他の飲食店では、通販などで新たな販路を見出しているところもある。
でも、とんかつの冷凍通販と言えば、お肉にパン粉までつけて、冷凍する。調理はお家で油で揚げる。というものが一般的でした。

とんかつって、1から作ると結構面倒ですよね。

・油を大量に使う
・油がはねる
・わざわざ生パン粉を用意する
・厚切りの豚肉は結構高価
・揚げ時間を間違えると悲惨
・大量に使った油を保存してる間に酸化して結局ゴミ

ほら、結構たいへん(汗)

もし仮に・・・揚げたとんかつを冷凍して、簡単に食べることが出来たら喜んでくれる人がいるんじゃないだろうか・・・

所がこの仮説を邪魔するガチガチの固定観念がありました。

「揚げたとんかつを冷凍しても(冷蔵も)美味しくないに決まってる」

ずっとその考えに微塵の疑いすら持ちませんでした。約21年間も(笑)

そんな固定観念をもった私が、まかない(職場で食べるご飯)のとんかつが余った時がありました。冷めると美味しくないけど、後でレンチンして食べよう。と冷蔵庫にかっぽっておいたものがあった事を思い出しました。

それを取り出し「まさかねぇ、でも実験でやってみっか」という気持ちで再度冷凍庫に入れました。そして次の日

自身の直感で、電子レンジとオーブントースターで解凍をしていったら、大分パン粉が焦げてしまって、完成度は全然低かったけど

「うんま」と思わず言ってしまったのです(笑)固定観念がぶっ壊れた瞬間でした。

いてもたってもいられず、即座に企画書を作って、店長副店長にLINEしたことを覚えてます(笑)その時の書面がコレ。一部モザイク入れてあります(笑)

最初、特に店長は私と同じ観念があったのか「いやーーー、難しいっすね」と難色を示していましたが、副店長の「今は何でもやってみようよ。できっかもよ」の一言で二人の目が少し明るくなったような気がしました。

それからと言うもの、店長副店長は見事なタッグを組み、来る日も来る日も
・揚げ方
・冷凍のタイミング
・ベストな包装
・簡単にできる解凍方法
の試作を重ね、何枚も何枚もとんかつを食べまくって、都度レポートを送ってきてくれました。その傍ら保健所に指導をもらいにいったり。

「70%まで再現できました!」と報告を貰えば私も駆けつけ、試食を何度もしました。試作を重ねるたびに完成度はあがり、どうやったら簡単に解凍調理できるのかのイメージもまとまりました。(最終的に私は完成度80%まで上げること!と彼らにミッションを与えてましたが、自身の感想では80%をゆうに超えていると思います)。

そして通販を開始してから5分…ポツ、ポツ、と注文が入り、その度に歓喜の声を上げていました。そして1日あけた今日の朝、注文件数は開始2日で70件を超えるまでになっていました。

MTGで店長がこう言いました。
「嬉しいっす!めちゃくちゃ嬉しいっす。もしかしたらお客さんが来ないのは、コロナのせいじゃなくて、自分たちのやり方が悪かったんじゃないかって思ってしまう時もありました。でもみんなうちの事覚えてくれていて、嬉しいっす!」

副店長は「嬉しさの反面、怖くもあります。本番はこれからで、皆さんに美味かったよ。と言ってもらえなければ意味がない。そこからがスタートです」と頼もしい言葉。

私は確信しました。今回の通販の皆様のご注文は、確実に彼らに「仕事が出来る喜びを復活させてくれた」と。たくさんの元気を皆様から頂いたと。

彼らに元気をくださって、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます!

そして私達の冷凍とんかつに対する目標はすぐに変化しました。

最初は、このコロナ禍の中、どうしようもない焦燥感を補完するために冷凍とんかつの開発をスタートしたといっても過言ではありませんでした。

しかし、今では
・ご家庭で面倒な揚げ物料理の時短に役立ちたい
・とんかつ調理の煩わしさや、油の処理や面倒から開放してあげたい

そんな気持ちをもってこの企画に取り組んでいます。

あとになってわかったことですが、ご家庭で1からとんかつを作る場合と、クックファンの冷凍とんかつを作った場合をシミュレーションしてみると、価格の差は若干あれど、調理時間を超大幅に短縮できることがわかりました。

皆様から頂いたレビューなどからも、その時短ぶりが見て伺えます♪

この企画で皆様から沢山の応援と元気をもらいました。

揚げ物の時短と、うんまいとんかつで、皆様に満足していただくことが、私達の恩返しです。

これからも、ちょっと変わったとんかつ屋ですが、何卒よろしくお願いいたします。

最後にこの冷凍とんかつの名前だけでも覚えてください。
クックファンの「サクッと楽ちん冷凍とんかつ」です♪